2011年05月06日

スコージ・キャンペーン 第六章 ローデロンの新たなる力


第六章 ローデロンの新たなる力
次の日、ローデロンの首都郊外、シルバナスとその軍勢はバルナザールの強力な防御陣に攻撃をしかけていた。


バリマスラス
首都の守りは堅い。バルナザールは馬鹿ではないぞ、マイ・レディ。この戦いは厳しいものになろう。


ガリソス総司令官
どうした、デーモン?怖気づいたか?


バリマスラス
口の利き方に気をつけるんだな、ヒューマンの野良犬め。きさまの空っぽの虚勢など・・・


シルバナス・ウィンドランナー
静まりなさい!その怒りをバルナザールにとっておくことね。ガリソス、あなたが後方から街を攻撃している間に、私は自分の隊を率いて前方から攻撃するわ。


ガリソス総司令官
攻撃的な策略ですな、マイ・レディ。首都が我々の手に戻るというのであれば、あなたの望みどおりの戦略に従おう。


シルバナス・ウィンドランナー
命令を発しなさい。攻撃開始!


フットマン
ガリソスさま、我が隊が行方不明となっていたドワーフの隊を見つけました!近くの荒野で迷っていた模様です。


ガリソス総司令官
奴ら間抜けのドワーフどもは、役立つどころかトラブルの元だ!だが前線では奴らが必要なんだ。私が奴らをそこまで先導しなければなるまい!


ガリソス総司令官
お前ら愚か者は、簡単な命令にも従えないのか?戦争なんだぞ!なのにお前らは呑気にピクニックのつもりか?すぐに隊を組め!


ライフルマン
ただいますぐに、ガリソスさま!移動するぞ、みんな!


ライフルマン
あのくそったれに我慢できるほど給料払ってもらってないよな。


シルバナス・ウィンドランナー
終わりね、バルナザール。バリマスラス?


バリマスラス
なんだ、マイ・レディ?


シルバナス・ウィンドランナー
彼を討ちなさい。


バリマスラス
しかし、ナスレジムの者は他を殺めることを禁じられている!国から離脱するのとは別の次元のことであって・・・。


シルバナス・ウィンドランナー
あなたの忠誠心を試す最後のテストよ、ドレッドロード。やりなさい。


バルナザール
や、やめろ!


ガリソス総司令官
そちらの仕事は終わったようだな。さあ醜い獣ども、私の街から出て行け。さもなくば・・・


シルバナス・ウィンドランナー
彼もお願い。


バリマスラス
喜んで。


シルバナス・ウィンドランナー
首都は私たちのものよ。でももはやスコージの一部分ではないわ。これからは、フォーセイクンとして知られるでしょう。


シルバナス・ウィンドランナー
私たちはこの世界で自分の道を見つけるわ、ドレッドロード。そしてその道をふさぐものは誰であろうと生かしてはおかない。
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スコージ・キャンペーン 第五章 ドレッドロードの没落


第五章 ドレッドロードの没落
それと時を同じくして、プラーグランドでは、シルバナスと彼女の忠実な部下達が、ドレッドロード軍に対する次の襲撃について計画を練っていた。


シルバナス・ウィンドランナー
上出来よ、バリマスラス。おかげでデセロックの要塞までまっすく来ることができたわ。でも、あのヒューマン達は誰なの?


バリマスラス
デセロックはテレパシーでヒューマンお指揮官を操っているのだ。確かグラボンとか、ジリソスだとか、そんな名前だったと思うが。ヒューマンの名前はみな同じに聞こえるがな。


バリマスラス
ヒューマンが最後に抵抗してきたとき、デセロックはこれを踏み潰す代わりに乗っ取ったのだ。奴らは自分達の軍隊を砦の中に維持しているのよ。


シルバナス・ウィンドランナー
あなたの兄は思ったよりも賢いようね。彼の防衛軍はかなりのものだわ。


バリマスラス
ああ。そなたが集めたわずかな兵力では、正面からあの壁に立ち向かうわけにはいかんだろう。


シルバナス・ウィンドランナー
城壁を攻撃するつもりなんかないわよ。


バリマスラス
では行くか。奴に気・・・


シルバナス・ウィンドランナー
私のバンシー達が、あの哀れなヒューマンに憑依するわ。奴らを使って、ゲートを開けさせるのよ。


バリマスラス
我らの動きに奴が気付くのに、それほど長くはかからんぞ、わかっているのか?


シルバナス・ウィンドランナー
もちろんよ。すばやくやりさえすれば、デセロックは何に襲われたのかすら、わからないままでしょうよ。


フットマン
武器を取れ!


バンシー
誰に仕えているの?ヒューマン。


フットマン
ダーク・レディさまです。何なりとご命令を。


ネクロマンサー
パトロールが戻ったぞ。ゲートを開けろ!


シルバナス・ウィンドランナー
攻撃用意。覚悟はいいわね!


シルバナス・ウィンドランナー
さあ、みんな・・・、行け!


ガリソス総司令官
呪いが解けた!悪夢はついに終わったのか?


シルバナス・ウィンドランナー
落着きなさいな、ヒューマン。言い争いをするつもりはないのよ。


ガリソス総司令官
何が目的だ、エルフの魔女!?


シルバナス・ウィンドランナー
私たちには共通の敵がいるわ。あなたの王国の首都は現在、最後のドレッドロード、バルナザールの支配下にあるでしょ。奴を殺すのを手伝ってくれたら、あなたの土地が戻ってくることを保証する。


ガリソス総司令官
なぜ私がお前を信じると思うのだ?お前は、そもそも初めに我々を追い払った、スコージの一味じゃないか。


シルバナス・ウィンドランナー
今はもう違うわ。今の私にとって興味があるのは復讐だけ。


ガリソス総司令官
いいだろう。残りの私の部隊を集めてゲートの外側で待っている。


バリマスラス
おい待て、奴らに土地を返してやる気などないのであろう。


シルバナス・ウィンドランナー
もちろんないわ。ヒューマンは単なる目標達成のための道具よ。


バリマスラス
日ごとに、我々に似てくるではないか、マイ・レディ。


シルバナス・ウィンドランナー
見ててご覧なさい、ドレッドロード。
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2011年05月04日

スコージ・キャンペーン 第四章 ノースレンドへの帰還


第四章 ノースレンドへの帰還
3週間後、アーサス王の傷ついた船団は凍てついたノースレンドの南海岸に碇をおろした。


アーサス王
ノースレンド。最後にここを出てから、もうずいぶんたってしまったかのようだ。


アーサス王
向こうで、何かがリッチキングを脅かしているようだ。アイスクラウンに急ごう。


ネクロマンサー
我が王、まず基地を設立しなければなりませんが、この島には資源というものがほとんどありません。


アーサス王
一体・・・


アーサス王
彼らは、ハイエルフではないか!こんなところで何をしているのだ?


ブラッドエルフ
アーサス王子、私たちはブラッド・エルフ。クエル・サラスの復讐を亡き同胞に誓っている。この死の土地をきっとよみがえらせてみせる!


アーサス王
ノースレンドはスコージのものだ、エルフ!こんなところにやって来るとは愚かな間違いを犯したものよ。奴らを討て!


アヌバラク
スコージに栄光を!ネルズールの名においてやつらを倒せ!


アーサス王
いったい誰だ・・・?


アーサス王
お陰で助かった、全能の者よ。


アヌバラク
リッチキングがあなたを助けるよう私をつかわした、デスナイトよ。私はアヌバラク。アズジョル・ネラブのいにしえの王である。


アーサス王
一刻も早くアイスクラウンに向かわなければ!


アーサス王
ここのエルフたちは随分情けないな。どうりで簡単にやつらの故郷を破壊できたわけだ。


ケイル・サス王子
ここにいれば君を止められただろうに、残念だよ。アーサス、久しぶりだな。


アーサス王
ケイル・サス王子か。本当に久しぶりだな。貴様がこのエルフどもを率いているのか?


ケイル・サス王子
少なくともこの部隊はな。ここで君が戦ったのは単なる偵察部隊だ。ロード・イリダンの軍を破ることは、はるかに難しいだろうね。


アーサス王
イリダンだと?奴がこの侵攻の背後にいるというのか!


ケイル・サス王子
そうだ。我々の軍は強大だよ、アーサス。いまこの瞬間も、その一部はアイスクラウン氷河に向かっている。彼らより先に君の大切なリッチキングの元にたどり着くのは、まず無理だろうね。


ケイル・サス王子
クエル・サラスの、そして君が行ったあらゆる侮辱の代償を支払う時が来たことを思い知るがいい!


アーサス王
ああああ・・・


リッチキング
急げ!敵が近づいているぞ!時間がない。


アヌバラク
大丈夫か、デスナイトよ?


アーサス王
私の魔力は弱まりつつある。だが大丈夫だ。


アーサス王
奴のいうことはもっともだ。このままでは氷河には間に合わない!


アヌバラク
デスナイトよ。別のルートがある。いまや廃墟と化したいにしえのアズジョル・ネラブ王国が、我らの足下の地下深くに眠っておる。王国としては見る影もないが、氷河への近道にはなるであろう。


アーサス王
選択肢は多くない。先導してくれ、アヌバラク。


アーサス王
少なくとも私には、これを行うだけの力が残っている。


アヌバラク
これは見事だ。だが、体力を温存しておく必要があるぞ、デスナイトよ。先はまだ長い。


アーサス王
確かにこのトンネルを抜ければ、氷河にたどり着けるのだな?


アヌバラク
確かなことは何もない、デスナイトよ。廃墟は危険だが、試してみるだけの価値はあるだろう。


アーサス王
わかった。行こう。
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