2011年04月14日

センチネル・キャンペーン 第八章 ストームレイジ兄弟


第八章 ストームレイジ兄弟
数時間後、マルフュリオンとイリダンは、共にアレバス川の土手沿いに、ティランダの足跡をたどっていた。雑木林をすばやく駆け抜けながら、彼らの心は通い合いはじめていた・・・二人の願いは、彼らの最愛のプリエステスを、手遅れになる前に救い出すことだけだった。


イリダン・ストームレイジ
ケイル・サス王子が最後に見たのはティランダが下流に流されるところだったな。もし生きているならナーガが発見してくれるだろう!


マルフュリオン・ストームレイジ
朗報を持ち帰って来ることを願うぞ、弟よ・・・。ナーガの姿を見ただけで胃が縮み上がる思いだ。一体どこであんなおぞましい生き物を見つけたんだ?


イリダン・ストームレイジ
いいではないか兄貴。それを知っても何の得にもならん。


ナーガ・ミュルミドン
ロード・イリダン、行方知れずだったプリエステスを発見しました。プリエステスとその兵士達はアンデッドを相手に戦っていますが、あとどのくらい応戦できるか・・・。


ティランダ・ウィスパーウィンド
かかっておいで!センチネルの怒りを味わうがいいわ!エルーンの光がかすむことはありえない!


ナーガ・ミュルミドン
プリエステスをお救いなさるなら、お急ぎください!


イリダン・ストームレイジ
アンデッドの攻撃!我らのことは全く無視している!いったい・・・。


マルフュリオン・ストームレイジ
ティランダ・・・


イリダン・ストームレイジ
アンデッドの飛行部隊が一面に!これでは飛行部隊を送っても無駄だろう!


マルフュリオン・ストームレイジ
そうだ、飛行部隊はあてにできん!イリダン、アンデッドをここで引きとめ、ティランダの軍を攻撃するのを妨害してくれ。私は川を下って・・・


イリダン・ストームレイジ
だめだ兄貴。ナーガと俺がティランダのもとへ行く方が速い!俺が行く。


マルフュリオン・ストームレイジ
そうかもしれないが、お前を信用して危険な目に会わされたことが、どれ程あった、イリダン。


イリダン・ストームレイジ
命にかけてティランダを連れ帰るよ、兄さん。


マルフュリオン・ストームレイジ
その言葉・・・信じよう。アンデ・ソラス・エシル、弟よ。


ナーガ・ミュルミドン
ロード・イリダン、川の支流のひとつがダムで堰き止められています。ウッド・トロルがダムを守っていますが、その先の流れを使えば、ご友人のもとへ早くたどり着くことができるでしょう。


イリダン・ストームレイジ
そうだな。


ティランダ・ウィスパーウィンド
イリダン!何のまねなの?自分で直接私の息の根を止めに来たの?


イリダン・ストームレイジ
そうではない、ティランダ。信じてくれ。お前を助けに来たんだ!


ティランダ・ウィスパーウィンド
私を助ける?


マルフュリオン・ストームレイジ
イリダンたちはまだか?もうティランダを連れ帰ってきてもいい頃だぞ!


イリダン・ストームレイジ
急げ!これが最後のチャンスだぞ!


ティランダ・ウィスパーウィンド
あなたが・・・命の危険を冒してまで私を助けに来た?なぜ?


イリダン・ストームレイジ
オレが何者でも・・・この先何者になろうとも・・・いつでもお前を見守っていることを忘れないでくれ、ティランダ。


マルフュリオン・ストームレイジ
ティランダ!


ティランダ・ウィスパーウィンド
必ず助けに来てくれると思っていたわ!


マルフュリオン・ストームレイジ
君を永遠に失ったかと思った、愛しいティランダ。イリダンがお前を助けなければそうなっていたかもしれない。


イリダン・ストームレイジ
兄よ、オレたちの間に争いが絶えることはなかった。オレたちは長年憎しみあうばかりだった。だが、オレはもうそれを終わりにしたいんだ。今日この日から、和解しようじゃないか。
posted by masterhetare at 12:06| Comment(0) | ストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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