2010年11月21日

ヒューマン・キャンペーン 第九章 魔剣、フロストモーン


第九章 魔剣、フロストモーン
翌日。アーサスの基地にて…。


ムラディン・ブロンズビアード
自分の部下にウソをつき、お前さんのために戦ってくれた傭兵を裏切ったんだぞ。どうしちまったんだ、アーサス?そうまでして復讐がしたいのか?


アーサス
わかっています、ムラディン。けれど、マルガニスが私の故郷に何をしたか、あなたは見ていない。


マルガニス
ダークロードは、お前が必ず来ると言っていた。そして、ここが旅の終着点だ。この世界の凍った頂に囚われ、お前たちの破滅の物語は、その死をもって語られる。


ムラディン・ブロンズビアード
まずいぞこれは。完全に囲まれている。


アーサス
まだ最後のチャンスがある。フロストモーンを手に入れるのを手伝ってくれ。あなたが言う通りのパワーを持つ物なら、まだ勝ち目はある。


ムラディン・ブロンズビアード
悪い予感がするがな、若いの。何とかなるだろうさ。


アーサス
キャプテン、ここの防衛はお前に任せる。さあ、行くぞ。


アーサス
見ろ、ムラディン、我らが救世主、フロストモーンだ!


ムラディン・ブロンズビアード
待て。台座に何か書いてある。警告だ。
『この剣を手にする者に、永遠の力が与えられん。刃が肉を切り裂くがごとく、その力は持つ者の魂を切り裂かん』…今まで気がつかなかったとは!この剣は呪われてる。早くここから出ちまおう!


アーサス
故郷を守るためなら、どんな呪いでもこの身に背負いましょう。


ムラディン・ブロンズビアード
やめておけ、アーサス。この話は忘れろ。兵士たちを家に帰せ。


アーサス
やめろ!私の復讐を邪魔する者は、誰とて許さぬ。たとえ、あなたでもだ!


アーサス
ここの精霊が私に反応したようだ。私の民を救ってくれるなら、すべてを差し出し、どんな代償でも支払おう。


キャプテン
アーサス王子!ムラディンさまはどちらに?ここはもう限界です!


アーサス
ムラディンは死んだよ。だが安心しろ、キャプテン。このフロストモーンのパワーの前には、敵も長くは持ちこたえられまい!


マルガニス
ほう、仲間の命と引き換えに、フロストモーンを手に入れたか。ダークロードが予言していた通りだ。思っていたより、強い男のようだな。


アーサス
何を言っても無駄だ、マルガニス。私に聞こえるのは、このフロストモーンの声だけだ。


マルガニス
ダークロードの声が聞こえるか。その剣を通してお前に囁くことができるのだ、ヒューマン。ヤツは何と?死のダークロードは、何を語りかけている?


アーサス
復讐の時来たりぬ、とな…。


マルガニス
何だと?そんな、馬鹿な…。


アーサス
終わった。


マルガニスに復讐を果たした後、アーサス王子はノースランドの凍てつく氷の荒野に消えていった。
フロストモーンが発する狂気の声にさいなまれ、アーサスはついに最後の理性を失ってしまった。
そして、剣の邪悪な呪いに導かれ、自分への褒美を手に入れようと、故郷ローデロンへ戻って行った。
posted by masterhetare at 01:28| Comment(0) | ストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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